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大規模修繕工事

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マンションの修繕箇所

鉄筋コンクリートは強固に見え、半永久的な建物と思いがちですが、年月とともに塗装やタイルが風雨、紫外線、大気中の酸化物・塩害等にさらされ、劣化が避けられません。立地条件と環境的要因によって劣化の速度もまちまちです。

◎クラック(ひび割れ)
地震等、建物に加わる外力。コンクリートの乾燥時や季節で異なる温度乾湿の差によって起こる体積収縮等の要因により発生するものと考えられます。

◎漏水
コンクリート内のアルカリ成分がひび割れに添って水分と共に流出し結晶化したもので、上階やクラック等からの水廻りが考えられます。

◎塗膜の剥離
紫外線などの経年劣化による付着低下や雨水等の水分の影響が考えられます。

◎タイル面の浮き
紫外線などの経年劣化による付着低下や雨水等の水分の影響が考えられます。

◎コンクリートの押し出し及び露筋
(1)クラック(ひび割れ)等から雨水や炭酸ガスが躯体内に浸入。
(2)コンクリート中性化が促進される。            
(3)躯体内の鉄筋に錆が発生する。              
(4)発錆により、鉄筋の体積が膨張。             
(5)鉄筋周辺のコンクリート片が押し出される。        
といったプロセスを経て起こったものと推察されます。

◎雨だれ汚染
雨水により汚染物質が流され付着したものです

◎チョーキング
紫外線・温度・水などが長時間作用して、塗膜表面の樹脂や顔料が劣化し、主として白色の粉化物が表層に付着したものです。

◎シーリングの劣化
経年劣化や外的要因によります。

◎鉄部の発錆
鉄が水分や空気中の酸素と反応し、酸化鉄となった状態です。

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